北欧フェア終了

5月の最終週末は阪急百貨店の北欧フェアに出演させていただきました。

阪急百貨店うめだ本店が改装し、今のような素晴らしいイベント会場ができたのは、私がノルウェーに留学している間だったかと思います。日本に帰省した際にあの広場を見て圧倒されていっぱい写真を撮ったのを覚えていて、その会場で演奏させていただけたこと、本当に光栄です。お越しいただいたみなさまありがとうございました。土日ということで多くの方に聴いていただき、ありがとうございました。

コロナであまり活動ができなくなってから、コンサートを控えていたので演奏自体も久しぶりでした。今年はようやく活動が本当に再開できる流れとなっていてとても嬉しいです。

さて、このサイトにもCD注文ができるコーナーをやっと作成しました。ご希望の方はメールベースですがお知らせください。CD代金と送料(¥1500+クリックポスト¥180)でお送りさせていただきます。サイト上で試聴できるように工夫したいのですが、もう少しお時間いただくことになりそうです。

今年は神戸での活動がもう少しできるようになりたいと思っています。11月頃に、六甲アイランドの小磯記念美術館エントランスで少し演奏させていただきます。日程が決まり次第お知らせしますので、お近くの方はぜひお越しください。実は夏は、私の苦手な季節なのですが(そして楽器にとってもあまりよくない季節(泣))どこかでコンサートをしたいと思っています。

ノルウェーのフィドル

2022年も年末が近づいて来ましたね。

1昨年よりノルウェーのFolk Musicianが始めたオンライン講座Folk Music Academyには度々この音楽ジャンルのヒーロー達が登場し、「わー、ノルウェーに行かなくてもこの人が聞けるんだー」と大興奮してきた私。

今回は、出ました。オーノン・エーゲラン。超重鎮、超大御所であり独特のクールでありながら暖かくも美しい音楽を奏でるアーチストです。

ハーディングフェーレの音楽は何か美しい(だけの)イメージが強く付き纏いガチですが、私が初めてノルウェーで長期滞在した西テレマルクには、ダークでクールな表現も多く、今回紹介されているアグデル県の音楽表現とも似たところがあり、その中でも際立っていたオーノン・エーゲランの音楽には非常に影響を受けました。

ここで弾かれているImeland og Grimelandはオーノン・エーゲランがよく学生達に教えている曲です。フィドルを弾いている人は是非トライしてください!

そしてもう1つ。

こちらは、ヨハンネ・ミョースのハーディングフェーレビギナーズコースです。彼女とは、ベルゲン在住時同じグループで弾いていましたが、いつもとっても楽しく暖かく、澄んだ音が印象的なプレーヤーでした。

この動画でも”It is mostly fun! hahahaha!”と言っていますが、このまんまの楽しいプレーヤーです。ビギナーの方もある程度弾ける人も是非彼女の音楽を楽しんでください。

私はノルウェーの音楽を始めたことは何か「共通した一つの雰囲気」を探してしまっていましたが、いろんな地域の音楽や色んなタイプのプレーヤーに出会い、そうではないことがよくわかりました。ノルウェーの音楽とは多様性に富んだ音楽文化であり、そういった多様性を持ち続けることが良いと考えられています。

ノルウェーに行きたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!

New Year 2022

明けましておめでとうございます。

実は11月より、大阪の自宅を改築するとのことで神戸に一時引っ越しております。学生時代には神戸と大阪を往復していましたが、住んでみないとわからないもんだなぁと、しみじみ思います。あまり街には出没しませんが神戸の魅力を満喫中です。

今日は久々にアップルパイを作りました。前回アップルパイの投稿をしたのはVossにいた時でしたが、今回は日本のリンゴです。日本のリンゴは甘みが強くあまり得意ではありませんが、なかなかうまくいきました。ノルウェーの学生時代のカナダ人の友人がノルウェーの国民権を得たとの知らせを聞き、ノルウェーを懐かしんだ1日でした。

年末は有馬温泉に日帰りで出かけました。大阪からでも近い温泉地ですが、現在の住まいからだと1時間以内で行けてしまいます。風情のある街並みと温泉(写真は金泉ですが、私が浸かったのは銀泉の方です)を楽しみました。

コロナ禍で、ライブも含めしばらく音楽活動があまりできていませんが、そろそろずっと以前に始めたソロアルバムを仕上げようと思っています。日本に戻ってからはあまりテレマルクの曲を弾いていませんでしたがこれを機に暫くまたテレマルクの曲を開拓したいとも思っています。

本年もよろしくお願い致します。

コンサートご来場ありがとうございました

昨日のコンサート「スロッテル ノルウェーの森に伝わる音物語」にお越し下さった皆様、ありがとうございました。

今回はハーディングフェーレのソロ曲をピアノとの共演でお届けしました。プログラムの中核は様々な調弦法とそれに結びついていた時間的な流れで、朝から順に真夜中そしてまた朝に戻るまでを調弦法ごとに並べました。また、曲と共に伝わる物語を一緒にお話しし、ノルウェーの民俗文化を感じて頂きました。

ハーディングフェーレの調弦法はその音そのものを表す語(例えばG-D-A-Eなど)だけではなく様々な呼び名が付けられています。例えばトロルのチューニング・フルドレのチューニングのように民話に出てくる妖精の名前が付いているものや、ライトブルー・グリーン・グレーなど色を表す名前も見受けられます。

私はこれまで何名もの先生を得ましたが、一番最初にお世話になったBernt Balchenという師匠は色にまつわる調弦法とその意味について話してくれたことを覚えています。ヴァルドレス地方に残るライトブルー・グリーン・グレーなどの色を表す調弦法は、真夜中から朝にかけての空の色を表していて、その時間帯に使われた調弦法だったというのです。又、別の人からの話ではトロルのチューニングはトロルが活躍した真夜中に使うもので昼間には使ってはいけなかったということも聞きました。今ではそういう習慣は昔話であるばかりでなく、かつてはあった意味も殆ど忘れられてしまっています。

日本語でも夜明け前の時間帯は「薄明」と呼ばれたそうで、妖怪が出てくる時間帯と言われていたと聞きました。洋の東西を問わず、現実・非現実の境界線が曖昧になる時間帯があり、そこにファンタジーやお話が生まれたというのは面白いことだなあと思います。

写真撮影は前日阪急百貨店北欧フェアにご来場なさっていたカメラマンの堀克樹さんです。リハーサルから長時間、ありがとうございました!

さて、私たちは8月29日に守山市民会館でも演奏致します。お時間合う方は是非お越しください。

 

3月2日 ソロコンサートのお知らせ

みなさまお久し振りです。

3月2日(土)14:00〜、大阪天神橋筋6丁目のStudio Time Blueにてハーディングフェーレミニコンサートを予定しています。ハーディングフェーレのソロ曲を集めた1時間程度のコンサートです。終演後は楽器を持っている方、希望者がいらっしゃればワークショップ、セッションも予定しています。是非ふるってご参加ください。

日時:3月2日(土)13:30開場 14:00開演

場所:Gallery & Studio Time Blue 大阪市北区天神橋6丁目2-3-6

料金:大人前売 ¥2,300 当日¥2,800 子供(12-18才)一律 ¥1,000

*ワークショップご希望の方は追加¥700です

お問い合わせはinquiryページ、もしくはskfiddle365@gmail.comまで。

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レッスンのお知らせ

11月からほぼ半年間の期間で、ハーディングフェーレの個人レッスン、グループレッスンを関西エリアでさせていただきます。個人レッスンは初心者から、弦楽器のご経験のある方、北欧音楽ご経験者はグループにご参加いただけますので詳細お問い合わせください。なお、貸し楽器は先着一名様です。