北欧音楽コンサート&ビュッフェ

9月に入り涼しくなってくれるかと思いきや、今日も台風が発生して今週末にも猛暑が再来するというニュースを聞き、日本の夏は相変わらず手強いと思い知るのでした。

9月15日にいつもお世話になっている天神橋筋6丁目のスタジオTime Blueで、北欧音楽コンサート&ビュッフェを行います。この夏ノルウェーに行った際に買ってきた食材を調理して食べるという会とコンサートをくっつけた「美味しい」ライブです。そして、内容盛りだくさんなのに¥2,800とリーズナブルです。

コンサート共演はニッケルハルパの本田倫子さん。今回はソロを中心としたプログラムで数曲一緒に演奏する予定です。

お誘い合わせの上、是非お越しください。この頃にはもう少し秋らしくなっていることを願って。

9.15チラシ

日時:9月15日(日)13:30開場 14:00開演 (16:30頃終了予定)

場所:Studio Time Blue / 天神橋筋6丁目駅12番出口から徒歩1分

演奏:本田倫子(ニッケルハルパ)樫原聡子(ハーディングフェーレ)

料金:前売 ¥2,800 (¥1,400) 当日 ¥3,000 (¥1,500)

 

さて、大阪の西中島南方にある語学教室Ancさんと、相互紹介をさせて頂いております。今のところ、ノルウェー語のレッスンはありませんが、スウェーデン語・デンマーク語・フィンランド語など他の北欧言語に興味のある方は、是非見学など行ってみてはいかがでしょうか?

https://www.asianetclub.jp/Swedish.html

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フェイスブックグループ北欧コミュニティには、いつも北欧のニュースが満載。こちらも是非覗いてみて下さい。

ノルウェーで手軽に楽しめる美味しい食べ物

このブログのノルウェーの食べ物のページを、時々見てくれいている人がいることを検索結果で確認したのですが、ノルウェーの食べ物というタイトルなのに、地味な内容であったことを反省しています。今回は外食が高いノルウェーでも手軽に喰べられれて美味しい、お土産にも適しているノルウェーの食べ物を書いていきたいと思います。今度もある意味地味な内容ですが。。ノルウェーを離れてから半年。そろそろ食べ物が恋しくなってきました。

1、コーヒー

ノルウェーのコーヒーは美味しいです。私は特にコーヒー党というわけではありませんが、ノルウェー人のコーヒー消費量は世界でも有数だそうで、よく飲むから味も良いということのようです。味は酸味のあまり強くないものが好まれるような印象を持っています。街にはカフェが点在していますが、日本で人気のアメリカ系大手チェーンはあまり見かけません。聞くところによると、ノルウェーでは古くからあるカフェ文化が強かったので外国からの大手チェーンがなかなか参入できなかったらしいのです。写真はオーガニックベーカリー、ゴットブローGodtBrødのコーヒーとオープンサンド。

Godt Brød HP: https://www.godtbrod.no

2、サーモン

言わずと知れたサーモン大国ノルウェーですが、実はほとんどは養殖です。でもやはり美味しいです。スーパーの冷凍コーナーに大きなサーモンが1尾丸ごと冷凍されているのをみて、いつかはこれを自宅のオーブンで調理してみたいと思いつつ、夢が叶わぬまま日本に戻ってきました(実際、オーブンより大きかったです)が、次回ノルウェーに行った時にまた試したいと今でも思っています。

3、ビール

これまた私はアルコールが強くないにも関わらず、ビールが美味しいのがノルウェーです。ノルウェーのビール造りは歴史が長く、バイキング達も既にビールは作っていたそうです。昔から夏とクリスマス時期2回に分けて醸造していたそうで、その習慣は今でもクリスマスビール Juleølが12月になると各ビール会社から出されることにも残っていますが、レシピの方は随分と変わってしまっているようです。最近は新しい地ビールが次々と誕生していて、様々な銘柄と味わいで楽しませてくれます。

アルコール規制の非常に強いノルウェーでは、スーパーで買えるアルコール類はビールやサイダー系のみで(アルコール度数の強いものは専売のヴィンモノポーレVinmonopoletで販売しています)、朝9:00から夜8:00までしか販売してくれません。旅先でスーパーで買い物する際はくれぐれも気をつけましょう。写真は西ノルウェーはフロムにある地ビール、エギールÆgirのビール缶。こちらもほとんど街のスーパーで見かけるものです。(外国から日本への酒類の持ち込みは制限がありますので注意しましょう)

Ægir bryggeri HP: https://aegirbryggeri.no/?lang=no_NO

Aegir_Crown

4、フィスケカーケFiskekake

この食べ物は、日本人にはある意味馴染みのある味で、魚の擂り身を焼いて作る、カマボコのようなモノなのですが、それが大きくお皿に乗っているのには最初はいささか違和感があったものでした。私の住んでいたベルゲンには有名なフィスケカーケの店Søstrene Hagelinがあり、お昼時になると、50クローネ前後の簡単なランチとしてフィスケカーケをバンに挟んでバーガーとして食べることができます。外食の高いノルウェーでは100クローネ以下で食べられるランチとして地元の人にも人気がありますし、外国からの観光客にもオススメしたいところです。フィスケカーケ1個だけなら15クローネ前後(2-300円前後)と町歩きでちょっと小腹が空いた時にかじるのにもちょうど良いお値段です。

Søstrene Hagelin HP: https://www.sostrenehagelin.no

Fiskeburger

(写真はYelpから借りています)

りんごの季節 Apples!

10月に入り幼稚園、小学校から大学までの教育機関では「秋休み」をとる季節になりました。ノルウェーでは、この時期、一週間だけ学校が休みになります。日本でも運動会とか遠足とかの時期ですね。

そして、秋といえば、りんごです。

私のすむホルダラン県Hordalandは、りんご、プラムなどフルーツの産地でもあります。以前、ヴォスに住んでいた頃には庭にりんごの木があり、9月頃からどんどん収穫してジャムを作りました。先日スーパーに行くと、特設コーナーにりんごがたくさんあったので2kgほど買ってきて、ジャムにしました。私は毎朝、シリアルを食べるのですが、そのシリアルにこのジャムを加えていただきます。たくさんできたので今日はりんごパイも焼きました。やはり秋は食べ物が美味しくて楽しみが多いです。

apples

りんごジャムのレシピは特に凝ったものではありません。りんごを一口大に切って、水と砂糖を加えて30-40分ほど煮て、シナモンとレモン汁を足して作ります。私はこのりんごのジャムがお気に入りですが、ノルウェー人の多くは、もう少し前の夏の時期に、庭先や山で取れるベリー類を大量に収穫してジャムを作り、次の年まで持つように真空保存にするようです。私はベリーの方は、もっぱらハイキングの時の食べ歩きです(笑)

apple cake

 

Apples, apples, apples!! It’s an apple season in Norway. When lived in Voss, there was an apple tree near the place I lived. I used to pick up the apples as much as I could, and cooked apple jam. For a week ago, I found the apples from a local farm at the supermarket, so I bought 2 kg of them and made apple jam. I like autumn. There are lots of delicious foods.

ノルウェーの食べ物 Foods in Norway

ノルウェーの美味しい食べ物といえば、食事系なら、まず、サーモンを思い浮かべる人も多いかと思います。確かに、脂ののったアトランティックサーモン、とても美味しいです。私は今は海沿いのベルゲンに暮らしていますが、オレブルアカデミに通っていたことははもう少し内陸のヴォスVossという街に住んでいました。距離にすると100kmですが、食生活は必ずしも魚系が多いという訳でもなく、どちらかというと、肉系の、それも羊肉やソーセージの類の伝統料理のあるところでした。中でも、秋頃になるとスマーラホーヴェといって、羊の頭部をスモークした伝統料理がスーパーで売られたり、食べられたりする習慣があります。なんでもこの料理はバイキング時代から続く伝統だそうですが、そのグロテスクな見た目から、現在ではあまり人気のあるお料理という訳ではありません。そのせいもあってか、10月にはスマーラホーヴェ フェスティバルなるものが開かれ、街をあげて、このお料理を食べるという習慣があります。
日本では伝統料理というと、豊かな食文化でも知られる通り、「健康的」なイメージがありますが、ノルウェーでは必ずしもそうではなく、スモークされたお肉やお魚などの保存食が多く、こういった料理はスペーケマートと呼ばれます。塩分は気にする必要はあるのですが、もちろん、丹精込めて作られたこういった食事も、味に慣れてくると、大変なご馳走に感じられます。フラットブレッドやポテトサラダ、グリーンサラダなどと一緒に食べられるものです。
必ずしもスペーケマートという訳ではありませんが、ソーセージや羊のお肉に合わせて秋口のこの季節、よく食べられるのが「コムレ」もしくは「ラスペカーケ」というジャガイモをすりつぶして作られれるポテトボールです。茹でたジャガイモのすりつぶしと、生のジャガイモのすりおろしに小麦粉と大麦粉(省いても可)を混ぜて作ったボールを、ブイヨンを入れたお湯で茹でて作ります。なんというか、大きいニョッキのような食べ物ですが、ジャガイモに比べて食べ応えがあり、一つ食べただけでもお腹いっぱいになってしまうような食べ物です。
このラスペカーケ、どういうわけか木曜日に食べられます。イタリアでもニョッキは木曜日に食べると聞いたことがあるので、そもそも宗教的な習慣に理由があるのかもしれません。
時間はかかりますが、比較的身近な材料でできるノルウェー料理、一度作ってみてくださいね。
Komlemiddag